嫌な思い出(後半)
前回の記事で、嫌な思い出について話しました。
この記事では、そういうときの対処法を書こうと思います。
一応前回の記事の嫌な思い出の要点を話すと
自分が本当に小さなミスで、落ち込んでしまって、なかなか立ち直れない。
気持ちを切り替えたいけど、切り替えるのが難しい。自分を責めてしまう。
というのが、前回の記事で、自分の悩みでした。
今日はこの悩みを解決する、方法を共有したいと思います。
まずこの動画の5:40~5:53(13秒間)をご覧ください。
まずみなさんこの方はご存知ですか?
建築関係の人で知らない人はいない、世界的な建築家、安藤忠雄さんです。
この人の凄さを説明すると、この記事には書ききれないのですが、
自分はこの人を見ていて凄いなと感じるのは、「精神力」です。
自分は今回の悩みに関して、この人のこちらの動画での言葉からヒント(よい考え)を得ました。
「次やな」
この一言が言えるのは、自分からしてみたら凄いです。
どうすごいかを説明しますね。
建築の仕事をとるときに、コンペティション(コンペ)というものがあります。
少し前にも、日本で、国立競技場の設計コンペがありました。ちなみに安藤さんはその審査長を務めていました。
このコンペと言うのは、国立競技場を例に出して話すと、
この国立競技場のコンペて言えば、依頼主は国だと思うんですが、国が「新しく国立競技場を作ります。案を出してください。その中で一番良いものを選んで、それを建てます」というものです。
つまり、日本もしくは世界中の建築家達に案を出させて、1番良いものを選んでその人にだけ仕事を与えるというものです。ですので当然、2位以下の人たちは、仕事がもらえません。
コンペの規模によりますが、だいたい数十~数百の案を建築家たちが用意します。その中から、1位になって仕事を勝ち取らなければなりません。建築家は家を建てなければ仕事ができないので、こういうコンペにでて仕事を勝ち取っていかなければなりません。
この動画でもそうで、安藤さんは部下の人たちがコンペにでて、コンペで勝てなかった。その部下たちを責めることなく、「次やな」と言っているわけです。
建築のコンペと言うと、パパッと図面書いて、スケッチをして、案を出す、というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
建築のコンペで、案を出すというのは正直言って本当に大変です。
どういうデザインにするのか考え、模型も作って、イメージ画像も手間暇かけて作って、提出前日は徹夜をして、提出というような、非常に大変なことです。お金も時間もかなりかかります。
そして、コンペに負けると、その案は没、つまり水の泡と消えてしまいます。(もちろん案を考えて作っていく過程で、何か得られるものは必ずありますが、仕事はもらえません。)
正直これは繊細な人であろうとなかろうと、落ち込むしかないような状況だと思います。
しかし、安藤さんは「ああそう、次やな」
これは気持ちの切り替え早すぎです笑
ですが、この切り替えの早さこそ、安藤さんの凄さだと思います。
自分はこの動画を見てから、落ち込んで、くよくよしている、時間がもったいないなと感じるようになりました。
たしかに、嫌なことが合ったり、失敗したら、悔しいし、落ち込む。
でもそんなことで、ずっとくよくよしていても「仕方ない」
と考えるようになりました。
くよくよしても、しなくても、もう失敗という結果は変わりません。
なので、くよくよしている時間が無駄です。失敗したら、「次」です!
結論としては、失敗したときは、
「くよくよしているだけ、時間がもったいない。」
「失敗してしまったことは仕方ない」
「じゃあ次どうしようか」
と考えましょう!
自分は、何か失敗したときは、すぐに「まあ仕方ないね。次だ」
と考えるようにしています。
こうすると気持ちの切り替えがすぐに出来ます。
ちょっと話が長くなったので、続きは次の記事で書きます。